2.健康教育 「自分を作るのは自分」
① 自分作り⇒スポーツ・芸術「自分の可能性を信じる」
② 健康の維持・増進、健康寿命の延長
食の安全と生活習慣
オーガニック米の販売・普及
震災で津波被害に遭った両親ですが、津波に追われながらも避難所に逃れて命を繋ぐことができ、その後、陸側の仮設住宅住まいを経て、住み慣れた仮設住宅の近隣に自宅を建て生活して来ました。しかし、義父は津波ですべてを失ったことによる精神的負担や糖尿病をはじめ生活習慣病に悩まされ、4年前に2度の脳梗塞を発症、妄想・幻覚に悩まされるようになり、介護施設を利用できなくなり、自宅介護生活を送っていました。その後、3年前から震災前に摘出手術を受けていた胃癌の転移が見られ、白血病を発症し、週に1度の輸血と点滴で命を繋いできました。実は以前から、「私が定年を迎えたら、一緒に米作りをしましょう。」と約束をしており、2年前に共に始めるつもりでした。しかし、その頃、父の体は、痩せ細り、体力は衰え、農業は出来る状態ではなく、共に働く夢は成し遂げることは出来ませんでした。何故なら、その後、皮膚癌を発症、肺・肝臓・リンパに転移しており、2023年1月11日11:47静かに永遠の眠りにつきました。震災の月命日でした。
父は農業を営んでいる間、化学肥料の散布と農薬散布を繰り返しており、少なからず人体に影響を与えていたのではないかと思われます。また、健康な食生活と運動習慣が確立できず生活習慣病に悩まされ、十分な医療や福祉施設の活用が難しく、自宅介護の難しさを痛感した私は、安全な食生活の確立や運動習慣の重要性を伝え、健康寿命を延ばすことの大切さと、健康の保持増進を心掛けていく必要があると思いました。
また、同年5月に父が大腸癌・胆管癌で亡くなり、11月に母を認知症との戦いや、リュウマチと感染症の狭間で肺炎に罹患し亡くしました。
両親とも農業を営み、化学肥料と農薬に依存していた田圃で出来た米や畑で作った野菜を食べて生活をしていました。米や野菜を「健康になるから」と毎日食べていたのです。「食の安全」を考えないまま過ごしていたのでした。
健康教育として食の安全を確保する手立てがあったなら苦しい日々を過ごさないで済んだのではないかと思わざるを得ませんでした。
この欄では健康に関する情報を流して行ければと思います。